美しさの秘訣は 文旦への愛情と太陽の光です。
私が栽培している「土佐・はちきん文旦」は、上品な果糖の甘さとみずみずしさ、文旦独特の濃さが同居。また、今年は出来が良く、実もギュッとつまっており、口の中に広がる食感が楽しめます。
どうしてこのように美味しい文旦に育つのか、これを説明します。
まず、私が栽培している山や土には、石灰が多く含まれていると言われています。文旦の木は栄養となるカルシウムを吸収し、元気な文旦の木となります。
次に太陽の陽です。私の文旦畑は、とても日当たりが良いんですよ。文旦の木を太陽の陽に当てることで、果実の糖度が増して、一層の美味しさにつながっています。
これまでは自然条件ですが、ここからは、文旦への愛情です。愛情とは、手間ひまをいかにかけて文旦の木をお世話をすることです。 一本の文旦の木に、枝の剪定(せんてい)、果実を選択をしています。枝を落とすことで、果実をバランス良く付けるようにし、日当たりを良くします。実際に木に果実がなると、今度は形の良い果実を残していきます。 だいたい一本の木で収穫するのは100個ぐらいです。形が良い果実だけに栄養を取らせ、一層の美味しさを求めています。
実は文旦の栽培は年中作業です。年に数回の雑草の草刈り、小夏の花粉取り、花付け、枝の剪定、果実の選択、収穫、保存(寝かせ)、出荷。一つ一つの作業に愛情を込めて、文旦に接しています。
今年も美味しい「土佐・はちきん文旦」が収穫出来ました。
どうぞ、ご賞味ください。
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