読者からのハガキが熱い!
季刊高知56号が発売になって、読者からお手紙や本誌についているハガキ、メールを数多く頂きます。どれも的確な批評や特集の感想、励ましの言葉など、内容が熱く編集者として嬉しい限りです。特にここ1~2年は、「季刊高知」への愛を感じます。どの方も長文なので、もしかすると57号の「読者の庭先」は、3~4名の紹介だけになるかも…と思いました。そこで、先にお一人、高知市にお住いのHさんのお手紙をご紹介します。
しみじみ「季刊高知」愛
まとめて購入した「季刊高知」を、時間のある時、楽しみに読み続け、ついにストックをなくして発売日を待つ日々となっております。
数年前、入院中だった主人がベッドから起き上がれるようになったので、何か地元の面白い冊子はないか?と探して発見しました。書店にはよく行きますのに存在を知らず、大損をした思いでした。
以前の号では特集等の文章表現に引っかかるのが残念でしたが、最近は読みやすく分かりやすくなりました。そして「季刊高知」は写真が美しいです。額に入れたいページもありました。ここ高知に、これだけ魅力ある場所があり歴史があり、人がいることに驚かされ、やや困りものであっても高知の酒文化を愛し、高知を自慢に思う読者(私)に毎号、心地よいものが伝わっています。
また、なんと素晴らしい書き手が集まっていることでしょう。池田さんは以前からのファンで一番先に読みます。大崎さんも依光さんも、もう皆さん好きですが、「風聞異説」は特別だと思っています。歴史に関する内容の時はひたすら学び、「ほほう」などと言って感心していますが、時にはするどく社会の歪みを指摘されますね。56号のご意見にも、首がもげるくらいうなずきながら読みました。ご本『風聞異説』は数冊、購入し、主人へのプレゼント(どのみち自宅に置くのでいつでも読める)や遠方の知人に贈りました。「高知にはこれだけ書ける人物がおるのだよ」と自慢するためでした。老化のせいか長編小説など読めなくなった私に「季刊高知」が与えて下さるものは大きいです。
お店や宿の情報も楽しいですね。「行こうと思えば行ける」のが中央誌と違うところ。障害のある家族がおり、障害者支援のNPO活動をしている一読者の私のリクエストは〈段差のない店(トイレも)特集〉です。
以前、「アユココ!」に不満の声がありましたね。気になさらないことです。読みたくなければ読まねばよろしい。私もプロレスは避けています。
あと、せっかく投稿して下さった原稿でも、フォントが小さすぎると、よう読みません(今号25ページ)。心を鬼にして削って下さるとありがたいです。表記の処理も難しいことでしょう。日本語は始末が曖昧です。一般の新聞表記と同じにすれば統一できるのではないかと思います。これは単なる意見。
まだいろいろ言いたいのですが、調子に乗らぬよう、元よりB5サイズを選んでおり、紙面が尽きました。
「季刊高知」、応援しております!編集長、スタッフの皆さま、可能な限り続けて下さいますように!
そんな声が本当に励みになります。有難うございます。