2017年、『希望のかなた』のプロモーション中に監督引退宣言をし、世界中のファンを悲しませたアキ・カウリスマキ氏。それから6年、監督はあっけらかんと私たちの前に帰ってきました。可笑しみと切実さに満ちた、最高のラブストーリーを連れて。
新作『枯れ葉』の主人公は、孤独さを抱えながら生きる女と男。ヘルシンキの街で出会い、惹かれあうのだが、それからはすれ違いに。果たしてふたりは、無事に再開を果たし、思いを通じ合わせることができるのか?いつくもの回り道を経て、物語はカウリスマキ流の最高のハッピーエンドにたどりつきます。
ノスタルジックな風景と多様な音楽、とぼけたユーモア、あふれる映画愛が全編にちりばめられています。ぜひ、劇場でご覧ください。