四万十市郷土博物館では、「四万十の植物学者 さわらぎ先生の語り草」が開催中です。
四万十川のそばで生まれ育った澤良木庄一先生は、森や川、谷を歩いて植物に出会い、自然の力強さやすばらしさを伝え、植物生態学者として四万十川流域の環境保全活動や防災植物の普及啓発に尽力しました。
本企画展では、澤良木先生の足跡をたどりながら、植物や教育を通して、自然環境や社会をみつめた先生の視点をお伝えしています。
【澤良木 庄一氏 プロフィール】
1923~2021、四万十市出身。県公立学校教諭、教頭、校長として勤務するかたわら、植物生態学の研究を深め、多くの論文や著書を発表。
退職後は四万十川流域の植生や景観、環境の調査研究に取り組むほか、希少野生動植物種保存推進員(環境省)、河川渓流アドバイザー(国土交通省)、高知県文化環境アドバイザー(高知県)などを歴任し、森林・河川・環境の保全に関する実践的指導者として活躍。