＜季刊高知　楽屋ばなし＞
季刊高知の執筆者が出版社から本を発行！80号の読者プレゼントは、ショートショート作家の目代雄一さん、ジャーナリストの岡本萬尋さんの本です。本屋さんで買っていただいて、さらに読者プレゼントにご応募くださいね。

　スタッフの徳弘です。暦は5月に変わり、日に日に暑さが増しています。長かったゴールデンウィークが終わり、まだまだ仕事に身が入らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。編集長のエッセイでも書いていますが、編集部のGWは、県内、西から東で、観光統計調査のお仕事をしていました。GWの影響あってか、どこに行っても帰省客や観光客が多かったです。今年の1月は悲しくなるほど観光客が少なかったので、嬉しいと思う反面、心配になる気持ちもありました。
　アンケートをとっていると、県外から来た観光客は、自然や田舎を感じられるところ、屋外で観光をすると答えた方が多く、みんな自粛に疲れて、感染者数が少ない高知に遊びに来たのかなという印象があります。コロナ禍になる前までは、僕も遠出をしたり、遊びにいったりしたい方でしたが、今では自宅で本を読んだり、映画を見たり、ゲームをしてみたり、自粛生活にもだいぶ慣れてきました。この生活を機に自宅で過ごす時間も悪くないなと感じています。欲を言えば、コロナを気にせず、外でお酒を飲みたいと思うぐらいでしょうか（笑）。
　コロナが発見されてから1年が経ちましたが、まだまだコロナ禍が終息する様子はありません。ただ、国内でもやっとワクチンが普及しはじめ、少しずつ明るい兆しが見えるようになってきました。ワクチンが国民全体に普及した後の日本は一体どのように変わっていくでしょうか。

自然の音に感動した旅行者。

　皆さん、G.Wはいかがお過ごしでしたか。クリケットスタッフは県の観光調査で県内各地の観光地でアンケートをしていました。５月２日から４日は天気が良かったですね。
　この時期、新緑で山の色が本当にキレイです。針葉樹と広葉樹が混ざり合っている山は、そのグラデーションがあり、緑のアートのよう。またウグイスをはじめ野鳥の鳴き声が響きます。東京から来た旅行者の方も、川の音、野鳥の鳴き声、風の音など、自然の音に驚いていました。その方は「贅沢な場所だし、贅沢な時間ですね」と喜んでいました。やっぱり車の音やビジョンから流れてくる音などとは違うようです。
　高知の場合、観光地とはいえ山に囲まれていたり、山々の間を蛇行する清流があったりと、自然の中にある場合が多く、それが特長ともいえます。屋外の場合、コロナ禍であっても、密になる可能性はかなり低いのがいいですね。
　もう少しの辛抱と思い続けて、もう１年以上続いているコロナ禍。ここまで来ると根競べです。僕はもう少し、自分でできる感染対策（手の消毒やマスク、大勢で飲みに行かないなど）を守っていこうと思います。