スタッフの徳弘です。最近、オーストラリアの南東部ニューサウスウェールズ州を中心に2019年9月頃から大規模な森林火災が続いているというニュースを見ました。そのニュースで流れていた森が燃えていく様子や倒壊した家、火傷をおった動物などの映像には衝撃を受けました。
現在、オーストラリアでは北海道を超える森林面積が焼失しており、建物被害5千9百棟以上、最低28名の人が命を落とし、野生動物も12億5千万匹以上が犠牲になっている状況が続いているそうです。調べたところ、もともとオーストラリアでは、毎年、森林火災が頻発しているみたいで、2019年の平均気温は過去最高を記録、平均降水量は観測史上最も少なく空気が乾燥し、12月には熱波が到来したことで、火災の発生、拡大がしやすい条件が整ったようです。今も続いている火災は、アメリカやカナダなどの消防隊が消火活動に派遣され、日本からも航空自衛隊が出動しています。
オーストラリアの状況を見て、僕は南海トラフ大地震がもたらす高知県への影響が気になりました。2015年5月時点の想定では、高知県は全域で震度6弱以上の揺れが起こり、最大死者数は、約4万2千人、建物被害は約15万3千棟などとされています。被害を少しでも抑えるために、高知県は総合防災訓練や住宅の耐震化補助金の支給などの取り組みを行っていることが分かりました。今回のオーストラリアのニュースがきっかけで地震・津波の対策はできることからやっていくべきだと学ぶことができました。