＜季刊高知　楽屋ばなし2＞
　長いカウンターの奥に、土佐酒専用の保存ケース（冷蔵庫）がある、土佐の純米酒が飲めるお店「米米くらぶ」。店名の由来は「酒米と米麹だけで仕上げているお酒を並べるので。」というもので、女将の山崎妙子さんの土佐酒好きが伝わります。土佐酒好きにはたまらない空間といえそうです。

ビブリオバトル

　全国的に広がりつつあるという本の紹介コミュニケーションゲーム《ビブリオバトル》をご存知ですか？
　いわゆる読書会。各自が面白いと思った本を持ち寄り、順番に一人5分間で紹介。その後2～3分、参加者全員で本に関するディスカッション。最後に「どの本が一番読みたくなったか？」を基準に投票を行い、最も多くの票を集めた本がチャンプ本になるという知的書評合戦を繰り広げます。現在、学校や一般企業の研修・勉強会、図書館や書店などで行われているといいます。
　先日、TSUTAYA中万々店にお伺いした際に、耳より情報をGET！書籍担当の山中由貴さんは、毎月こちらで開催されるビブリオバトル「本夜会」のリーダー的存在として活躍しているのだそう。この日、前回の「本夜会」で白熱のディスカッションが繰り広げられたという本について熱く語ってくれたのですが、聞いているだけでワクワク！
　夜間開園が始まった牧野植物園にてTSUTAYA中万々店とのコラボ企画「よるまきの本夜会」が開催されています。気になった方！ぜひ参加してみてはいかがですか？参加申し込みやお問い合わせはTSUTAYA中万々店（088-875-0320）まで。

ツガニと美丈夫。

　昨日は幡多地域で仕事があり、朝、高知から土佐清水市へ向かい、国道321号の足摺サニーロードで大月町・宿毛市へ。それから国道56号で四万十市に入り、さらに国道441号で西土佐へ。そして国道381号を通り、高知市内へ帰ってくるというハードな距離を走りました。
　仕事は夕方で終了となり、少し残ってしまい残念でしたが、宿毛市の話題のラーメン店「二ノ宮金次郎」に立ち寄り、道の駅「よって西土佐」にある鮎市場で秋の旬を感じるモクズガニ（通称ツガニ）を買いました。ツガニは水槽から取り出す時も暴れるほど超元気。高知市内まで持ち帰るため、氷を少し入れたビニール袋を吊って運転していると、信号でエンジンが止まると後ろからザワザワ、ザワザワと動いている音が…。
　家でも元気さは変わりません。「ごめんね！」と手を合わせて、蒸しと、湯がきます。旬のツガニのカニみそに土佐酒。身も甘くおいしく、キレイに食べました。地域に行くとその旬のものに出会えます。とっても幸福な一夜でした。